季節感のとらえ方が少しずつ・・・

 一年を四つに分ける四季、さらに24に分けた暦を二十四節気といいます。今週の20日(月)からの数日を「小満(しょうまん」と呼び、陽気が盛んになり、草木が茂って満ち始める」時期を指すそうです。
 このごろの朝はからっと爽やかな空気に包まれ、徐々に気温が上がってきたのも、ぴったりかもしれませんね。
昔のくらしでは、この小満の時期に着物も一重ものに衣替えをしたり、蛍の灯りを鑑賞したりしていたとか。先日の新聞にも蛍の話題が取り上げられていましたが、年々観られる数も場所も減っているのがさみしいですね。
 山Pのドラマでこんなセリフがありました。「あの子たち(今の子どもたち)が向き合っていく気象環境は俺たちの頃とは大きく違う…穏やかに移ろう季節の変化がいつのまにか失われてきた…異常気象が当たり前の世界で生きていく世代…力強く乗り越えていってほしい…」と。
 ここ10年ほどの間に大きく変わってきた生活環境を受け入れつつ、その中で垣間見られる自然や季節の豊かさ美しさが感じられる日々であってほしいですね。
 いよいよ来週は、5年生の自然学校が始まります。天気に左右されないことを願い、一方で天気に合わせた臨機応変な体験も期待したいと思います。

更新日:2024年05月23日 09:16:36